●と✳︎
視線を感じる
ほんとにこの年でウェディングブームに乗り遅れ、独身街道まっしぐらな私は、あらゆる場面で損してることが多い。いや、損しかしてないな。軽く例を挙げてみると、
・親からの小言。最近親戚のおっちゃんも参戦。
・友達のうちの旦那がー、子どもがー、トークについていけない。アウェイ感半端ない。
・結婚もしてないのに、あらゆる場面で奥さんと呼ばれる。ちょっと嬉しい。
とまぁ、言い出したらきりがないわけ。だからといって、ひとりでいいもんっなんて開き直ったら、全人類から哀れみの目で見られる。あぁ、なんてかわいそうな女性はなんだ、あまりにも愛に飢えすぎておかしくなったのね(キモっ)と、、、。
今日も朝電車に乗ったら、途中の駅からわたしの斜め前あたりに赤ちゃんをつれたお母さん。席をかわれるのは、私を含めて3名。内訳は、サラリーマン、学生さん風の女性、独身の私。むむっ、これは私が譲るべきか、、、でも今日はちょっとしんどくて出来たら座ってたい。
おぉーっと、サラリーマンは寝たふりの技を繰り出した。学生はスマホスマホスマホ。一向に席を立つ気配はない。そして注がれる、みんなの視線。私かっ、やっぱり私なのか!!独身の私なのかっ!!!
ゆっくり席を立つ私。満面の笑みで、どうぞと声をかける。これで良かったんだ。悪い事をしたわけじゃない。弱者に席を譲る、当然のこと。
周りを見渡せば、当然だろの視線が一斉に私に向けられる。私は下を向いてその視線に耐えた。目の前には寝たふりしてるサラリーマンの頭。まじで終点に着くまで1本ずつ髪の毛を抜いてりっぱなハ◯にしてやろうかと思いました。
みなさんも弱者には優しくしましょう。そして、陰で傷ついてる独身女性がいることも少しは考えましょう。
ヤツとの戦い
なんていうか、分かってた。仕事の途中からやつにとりつかれたことに。もうね、それしか考えられないの。パソコン打っても、電話対応しててもジワジワやつが攻撃してくるの。
我慢なんかする必要はないんだよ。君の全てを解放してごらんよ。ほら、怖くも恥ずかしくもない、僕がついてるからさ。
そんな現実世界では一切かけてもらえない甘い囁きを耳元で何度も何度も、、、どこまで私を弄んだら気が済むんだ。世の中にはもっと美人で知的な女性はいっぱいいるから、そっちに行きなよ。
いやいや、君がいいんだよ。君の体温、声、表情すべてが僕を震わせるんだ。こんなに心地いい場所はここしかないんだよ。君がぼくを夢中にさせたのが悪いんだ。ねぇ、そう思わないかい?
またそんなこと言って私をいじめるのね。来てなんて頼んだ覚えもないないし、ましてやあなたがいなくて寂しいと思ったこともないわ。私はひとりで生きていけるの。あなたが側にいなくても強い女でいられるわ。
そうか、こんなに僕が想ってるのに君は答えてくれないんだね。いいさ、いつか君を振り向かせて見せる。僕はこんなことで諦めるおとこじゃないからね、、、。
こんな気色悪い妄想のあげくヤツに打ち勝ったのに、、、のに、、、。いざ、決戦の場に行くと怖気付きやがんの。口だけだったのね。
返してよ、私の最寄駅のトイレまでヤツと戦ったこの苦悶の時間を。まぁ、いい。またいつでも戦ってやる。こんなことでビビる女じゃないわっ!!!
(どうか、お布団の中が大惨事になるのはさけられますように、神様)
安売りの魅惑
今日は散歩に行くことにした。といっても近くのスーパーまで。もはや椅子と同化傾向にあって、他人から椅子そのものと間違われかねない事態に陥ってるしね。
で、問題なのはすっぴんでいくかどうかということ。私こう見えても顔面の皮膚が超繊細で、化粧したら痒くなる。あと、普段はコンタクトだけど、目もさぞ疲れてるだろうと思って眼鏡。ゆえに休日はすっぴん。スーパー干物女の完成。
ただ、悲しいことに私の顔面偏差値はべらぼうに低い。化粧してやっと下の上くらいに到達できるけど、このままじゃあ、全部不合格。この不合格な私を世の中にさらしてちゃっていいわけ?と自問自答して最終的に化粧をするパターンが多い。
もうちょっと自分の顔面について詳しくいうと、全てのパーツが少しずつ悪い。目がもう少し大きくて、眉毛がもう少し薄くて、鼻がもう少し低くて、唇がもう少し薄かったら、中ランクぐらいまで行けるのになぁと思う。
全体のバランスが悪いからちょこっと化粧したら余計にひどくなって、するときはフル装備。
あぁ、なんて、、、メンドクセ。
そのままでいいよなんて言ってくれる王子様を待ってた?いや、割りとガツガツ探したけど、やっぱ、顔と胸とくびれよねー。うん、分かってた、分かってたさ。
さてと、おばちゃん全開でスーパーの安売りを物色してきますか。もう、恋人に会うより、スーパーの安売りの方がドキドキワクワクするもんね。ふんっ。
泣。
人肌恋しい
隠さず見せて
割引にシールがとっても弱い灰色女。土曜日なのにどういうわけか仕事でさ、帰りにスーパー寄ったわけ。
デートの予定なんて微塵もない私には仕事帰りのスーパーが、おしゃれな店で彼とデートするのと、ニアリーイコールなわけ。
意気揚々とカゴを片手に入店。
ひとりだからさ、買い過ぎたら冷蔵庫から溢れるし、溢れたものは己の胃袋におさめようとするから、みんなが夏バテしてるこの時期に、デブまっしぐら。
そこで見つけたのは、数々の割引シール。青々としたニラちゃんも、ツヤツヤした卵ちゃんも、期限が近いものはどんどん割り引かれてる。割り引かれてるどころか、すでにマイナスになってる私にはお似合いの割引シール。
で、そんな中みごと私のハートを射止めたのは小鰯。もともとの値段もとんでもなく安いのにさらに半額になってる。こりゃあもう買うしかないよね。パックの中から、いわしのつぶらな瞳が私に訴えてるよね。ぼ、僕を煮るなり焼くなり好きにして下さい!!!って。
もうひとりの半額ねらいのおばちゃんの壮絶なバトルを繰り返したあげく手に入れた小鰯30匹。もうお金払うときもルンルン気分で丁寧に丁寧に持ち帰った。
そして今日。
朝水を飲もうとして冷蔵庫を開けた瞬間広がる鰯臭。おい、おい、なにそんな主張しちゃってんの??私が楽しみにしてたプリンにまでついちゃってるし、プリンと鰯とか交わることなんで絶対ないのに、何奇跡のコラボしちゃってんのさ。
怒りに震えた私は、鰯を開いてやることにした。おい、鰯、隠さず全部見せやがれ!!!
日曜日の昼下がり、どこにも出かけず、ダルンダルンの部屋着で、黙々と鰯を開く34歳。ただね、気持ちいいくらい簡単に開ける。漢字のごとく最弱なボディ。ガードが甘すぎる。
そうして、私の前に全てをさらした鰯たちはみごとてんぷらとフライと蒲焼とつみれになりました。そして、それを冷蔵保存する場所が見当たらなかったので、私の胃袋の中に全ておさまりました。
ということで、私の今日の食事は鰯30匹。34歳にして休日の予定がないと、こんな休日しか過ごせなくなるので、みなさんお気をつけ下さい。
ブログの料理ネタが多いのは、他に全くネタがない淋しい人生だからです。
毎日更新できる奇想天外な人生を送ってる人がうらやましい。私を鰯のように開いたって、、、美味しい身はどこにもないわよっ!!!
おやすみなさい。
態度で示す
今日も相変わらず仕事、家、寝るっていう究極にシンプルに生きてる。これぞ、まさにエコライフを体現してると思うんだけど、税金とか軽減してくれちゃったりしたら嬉しいんだけど、安部さんにラブレターでも送ってみるか。
半年くらい前から微妙にひっかかってることがある。
職種の都合上、事務所にいるのは事務員さんだけで、極たまにエライさんが来る。
なんていうか、割と狭い人間関係で、一番トップの人にも普通に話しできるし、かなり接近も出来る。
で、今日も一番トップの人が来て、いつも通り挨拶して、たまには雑談なんかしちゃったりして、ユルユルな感じで時間が過ぎてた。
私はコピー機の前を陣取って、コピーをとるっていう、超OLっぽい作業をしてた。
そしたら、そのトップさんが、プリンターで印刷したものが何枚か出てきたらから、席までいそいそと持って行って渡したわけ。
そしたら、あっ、すいませんって、、、。
えっ、今敬語使ったよね。この底辺にいる私に敬語であやまっちゃってるよね。私がどういたしましてーなんていったら、ますますあなたと私の立ち位置がおかしくなっちゃうよね。
それともなんですか、私がそんなに怖いのか、それともこのダイナマイツバディをみてケンカしたら負けると思ったのですか?
ともかく完全にビビらせてしまってるよね、私。ただ資料を渡すだけでトップまでビビらせるなんて、なんて、大物なんだ。
こんなことは昔からちょいちょいあった。決して、ケンカ売ってる訳でもないし、言葉も悪いわけじゃないのに、私の前に立つ人はなぜか萎縮。塩をかけられたなめくじ並みにに萎縮。
なんか、私って相当アブナイ女になっちゃってる、もう有無を言わせないオーラっていうか態度っていうか、そんなのが生まれつき宿っちゃってるみたい。
態度で示せ。
うん、言われなくても示しちゃってる。示さなくていい時までも。
これだから、しおらしいとか華奢とか女の子っぽいキーワードに全く引っかからず数十年がすぎた。そしてこれから先もきっとそうだ。
よし、明日もブイブイいわせてやる。
オヤスミナサイ。